FIREという新しい生き方
FIREという生き方
FIREとは「Financially Independent Retire Early」の略称です。
日本語に言い換えますと、「経済的独立と早期のリタイア」といったところですね。
「若くして企業に依存しない経済的な自由を手に入れ、30代で引退し悠々自適な生活をしよう」という考え方です。
欧米のミレニアル世代(1980~2000年生まれ)に流行し始めているらしく、徐々にFIREという言葉の認知度は広まってきているようです。
FIREのための具体的な手順
1.まずは節約し、投資する
貯蓄と倹約が最優先:40歳引退を狙う米国の若者
— ウォール・ストリート・ジャーナル日本版 (@WSJJapan) November 5, 2018
弁護士のシルビアさん(38)は40歳で引退したいと考え、所得の7割を貯蓄に回している https://t.co/u9WhaEd0zM
ウォール・ストリート・ジャーナルの上記の記事によると、
取材を受けたシルビアさんは所得の7割を貯蓄(投資)に回し、FIREを目指しているようです。とてもストイックな方ですね。
私も負けじと、給料の大半を投資・貯蓄に回しております。
実際にマネーフォワード(家計簿)を確認してみると、先月は労働所得の78%を投資・貯蓄に回していました。
はい勝ちーw
2.そして、時が過ぎ去るのを待つ
どんな天才にも凡人にも平等に与えられたもの、それは「時間」という資源です。
時間を味方につけることがFIREを成功させるカギとなるでしょう。
ところで、FIREには2種類あり、それぞれ実現するための難易度は異なってきます。
FIREの種類
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Lean FIRE:生活費を極限に抑えて、「FIRE」する。
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Fat FIRE:十分な貯蓄・資本を持ち、投資収益により、生活レベルを落とさずに「FIRE」する。
「Fat FIRE」が理想ですが、実現させるための労力を考えますと、
「Lean FIRE」のほうが現実的と言えます。
しかし、どちらを目指すにしても基本は変わりません。
「収入を得る → 投資する → 賢く使う」
これを繰り返すのみです。
時間と複利効果を味方につけるのです。
上記のサイクルを社会人1年目から始められたことは、私にとって非常に幸運なことと言えるのではないでしょうか。
ラットレースに陥らないように
一般的なサラリーマンのお金の使い方というと…
「収入を得る → 使う → 収入を得る → 使う…」この繰り返しです。
これではいつになってもゴールへ辿りつくことはできません。
働いても働いても、いっこうに資産を築くことができない様子が、ハムスターホイール(回し車)の中をくるくると走り続けるネズミに似ていることから、
そのような状態をラットレースと呼びます。
日々、合理的な選択を積み重ねていくべし
世界一の投資家ウォーレン・バフェットは、こう言いました。
「ゆっくり金持ちになりたい人はいない」と。
手っ取り早く金持ちになろうとするから、結果的に損をしてしまうことが多いのです。
欲望にとらわれると、人は目の前が見えなくなり、時にどんな不合理なことでもしてしまいます。
私は株式投資を初めて何年か経ちますが、
特に最初の1年は、少しでも早くお金持ちになろうとして、
結果的に不合理な選択ばかりしていたといえます。
大切なのは“長期的な視点を持つこと”ですね。
闇雲にならず、丁寧に、心は熱く、頭は冷静に…
火種を大きくしていけば、必ずや大きな炎(FIRE)となると信じています。