毎日がXmas♪

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20代サラリーマンが 株式投資で セミリタイアを目指すブログ。

米国株投資家に筋トレを趣味とする人が多い理由

米国株投資と筋トレの共通点

Twitterやブログを通し、米国株クラスタの方々を観察していて気になることがありました。

米国株投資家には、筋トレを趣味としている人が多いのです。

世間一般の平均的なトレーニーの割合よりも、米国株投資家のトレーニー率は圧倒的に高いのです。

 

筋トレを1年間持続できる人は3.7%しかいない

本を読んでいると、おもしろいデータを見つけました。

フィットネスジムに継続して通い続けられる人の割合を調査したグラフです。

下の図をご覧ください。

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(出典:科学的に正しい筋トレ 最強の教科書)

 

この本ではフィットネスジムに通いはじめた5,240名を対象に、12ヶ月間にわたるトレーニング継続率の調査を行なっています。

その結果、トレーニングの継続率は開始から3ヶ月で37%、半年後には14%にまで減少しており、1年後まで継続できた人はわずか3.7%しかいなかったのです。

 

人間は本来、「未来の自分」のために「今の自分」を犠牲にすることが苦手な動物

 上記のグラフから分かることは、「明らかに利益があるが、それには長期にわたる努力が必要で、やめても誰からも怒られないものを1年間継続できる人間は約3%」ということです。

 

皮肉なことですが、学校の先生や会社の上司から強制されることが、多くの人にとってありがたい存在であることがわかります。

 

そんな「人間本来の習性」に逆らうような行いの代表例が、投資と言えるのではないでしょうか。

 

「今日をがんばれば、よりよい明日が来る」という宗教

米国株投資は手数料や取引時間による制約により、基本的に長期投資にならざるをえません。

 

米国投資家に限らず、インデックス投資家を含めた長期投資を覚悟した投資家の根底にあるものは「長期的には、世界経済は成長していくだろう」という信仰心です。

 

その信仰心と、「もしかしたら暴落が始まるかもしれない」という恐怖心や「今あるお金を消費して楽しんでしまいたい」という欲求を自分の中で戦わせ続けます。

誰もが勝てる戦いではないでしょう。

多くの人が始まる前から不戦敗、始めるものの1年間継続できる人は3%くらいかもしれません。

 

長期投資の心のせめぎ合いの性質は、筋トレ(ジム通い)においても同質のものがあると思われます。

 

「筋トレを続ければ健康になれるだろうし、スタイルもよくなる、メンタルにもよい影響を及ぼすだろう」という信仰心をもってジムに通い始めても、

「ジムに行くのがめんどくさい」「食べ物に気を遣うのも大変」という気持ちが邪魔をしてしまうのです。

 

投資と筋トレ、両者とも「明らかに利益があるが、それを得るには長期にわたる努力が必要で、止めても誰からも怒られないもの」です。

 

そんなものを続けられる人は、言ってみれば「非人間的な人間」といえるでしょう。

 

投資を続けられる「非人間的な人間」が、筋トレも続けることができることは納得できることではないでしょうか。

 

資本主義マインド・投資家マインドは後天的に身につけられる

では、生まれ持った考え方の性質で続けられる人間かどうかが決まってしまうのでしょうか?

私はそうではないと思います。

もちろん性格によって向き不向きはあると思いますが、後天的に投資家マインドを身に付けることは可能です。

 

今の時代、読書だけではなくSNSなどを通し、多くの「非人間的な人間」の方々を観察することができます。

そういった方々の思考を、長い時間をかけ自分の脳みそにインプットし、

「金の卵を産むガチョウがいても、腹を裂いてしまわない」ような投資家マインドを身につけたいですね。