【資産状況】2019年8月31日　～給料とは、労働力を再生産するための経費である～

今週の資産状況をまとめます

2019年8月31日

米国株ポートフォリオ

ティッカーコード	保有数量［株］	前回比
PM	30
VZ	21
PFF	35
HSBC	65
ARCC	63
ABBV	42
BP	70
BTI	80
RDS B	48
WBK	65
GSK	60
IBM	10
SO	25
MO	60	+10
T	40
XOM	30

日本株ポートフォリオ

銘柄名	保有数量［株］	前回比
日本たばこ産業	0	-100
スター・マイカ・ＨＬＤＧＳ	100
三菱ケミカルＨＬＤＧＳ	400
丸紅	100
三菱商事	100
オリックス	100

ラットレースに巻き込まれたサラリーマンの話

まずは、私の以下のツイートをご覧ください。

仕事大好きで残業ばかりの先輩が
「貯金始めたんだけど10万貯まった〜」と話していた。
私の倍はもらっているはずの30代半ばの中堅社員がだ。

今までの給料は全て、労働力の単純再生産費として消えたのだろう。

マルクスの炎に、抱かれて消えよ🔥
— 🎄こまつXmas♪🇺🇸💸 (@XmasVii) August 29, 2019

出張からの帰り道のことです。

私はベテランバリキャリ先輩社員と、帰りの電車に乗っていました。

Xmas「先ほどの会議でのプレゼン、完璧でしたね！勉強になりました！（ホントは寝てたけど）」

先輩「そんなことよりさ！俺、今年から貯金始めたんだよね。もう10万はたまったのよ！」

…ん？

ツッコミ待ちかな？

あ、10万香港ドルか！

いやいや、私の倍は給料をもらっているはずだから、10万ユーロかも…？

私は悲しくなりました。

誰よりも長い時間残業して、部署のみんなから頼られる、その先輩が資産10万円とは。

独身で、養う家族もいない彼は一体何にお金を使ったのでしょう？

それは「労働力を再生産するための費用」として使われたのです。

労働力再生産の考え方についてはこちらの記事をどうぞ。⇒【最高の休日の過ごし方】サラリーマンは「休日」に休んではダメ - 毎日がXmas♪

完全に会社（および資本家）の思惑通り、ラットレースに巻き込まれてしまっています。

その先輩がマイホームやマイカーのローンを組んでいるかどうかは知りませんが、

おそらく会社は彼の足元を見るでしょう。

「こいつは、どれだけこき使っても辞められないだろう」と。

一方で先輩も「クビになったら、どうやって生活していこう…」という不安から、会社にすがりつくはずです。

正直に申し上げて、30代40代になってこの状態は、ゲームオーバーなのではないかと思いました。

私がお金を使うときに唱える“秘密の呪文”

節約のテクニック本ではよく、

「本当に必要なものを買う消費と、本当はいらないのに買ってしまう浪費に分けて、浪費をしないようにしましょう！」

といったアドバイスがつづられています。

おっしゃる通りですね。

浪費をしないで、最低限の消費、余ったお金は投資に回す、と…

甘い。

まったくもって甘い。

マックスコーヒーより甘い。

耳をすませばよりも甘い。

一般ピーポーならそれでよいかと思いますが、私はセミリタイアを志す『兼業投資家』という別の生き物。

セミリタイア（FIRE）の炎が心に灯ったならば、もはや人ではないのです。

我々を人たらしめる諸々は、セミリタイアした後の世界に預けたはず…

私の家計簿には「労働力再生産費用か、投資か」。

この2つのみでよいのです。

コンビニで、自動販売機で、

「ちょっと缶コーヒーでも飲もうかな」と思ったら、

「私は今から、会社から支給された労働力再生産の経費（給料）で、労働力を再生産しまーす！」

と叫んでみてください。

一気に買う気が失せます。