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20代サラリーマンが 株式投資で セミリタイアを目指すブログ。

【資産状況】2019年8月10日 ~ほっともっとの大量閉店と最低賃金の上昇~

今週の資産状況をまとめます

2019年8月10日

米国株ポートフォリオ
ティッカーコード 保有数量[株] 前回比
PM 30  
VZ 21  
PFF 35  
HSBC 65 +9
ARCC 63  
ABBV 42  
BP 70 +13
BTI 80  
RDS B 48 +10
WBK 65  
GSK 60  
IBM 10  
SO 25  
MO 50  
T 40  
XOM 30 +1

 

日本株ポートフォリオ
銘柄名 保有数量[株] 前回比
日本たばこ産業 100  
スター・マイカ・HLDGS 100  
三菱ケミカルHLDGS 300 +100
丸紅 100  
三菱商事 100 +100
オリックス 100  

 

 

 

最低賃金は上がりすぎている?

 今日(8月10日)、このようなニュース記事を目にしました。headlines.yahoo.co.jp

 持ち帰り弁当店「ほっともっと」を展開するプレナス(福岡市)は9日、全国の直営店190店を9月以降に閉店すると発表した。人手不足による人件費高騰で店舗の運営費が上昇しており、不採算店を中心に閉めて構造改革を急ぐ。

 プレナスは7月末現在、「ほっともっと」を全国で計2731店運営している。このうち直営店は911店舗で、閉店対象は約2割に上る。同社はこれまで直営店運営から、別のオーナーが運営を担う加盟店化を進めてきたが、採算がとれない店では加盟店化することが難しいと判断した。

 

どうやら最低賃金の上昇速度に耐えられなくなった企業がではじめているようです。

大手企業ですらこのような状況ですので、中小企業においては、より大きな苦悩を抱えていることでしょう。

 

 

韓国の賃上げ政策の大失敗を見れば明らかですが、経済の成長速度を無視した強引な最低賃金の引き上げは失業率の上昇を招きます。

マクロ経済の「マ」の字も知らないまま、政治的に成果を出そうとする左派政権にありがちな失敗例です。

 

ときに、「最低賃金を1,500円に上げろデモ」などというとんでもないデモが行われているらしいです。

もしも最低賃金が1,500円になったら、その瞬間にデモの参加者の皆さまは全員失業するといっても過言ではないでしょう。

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最低賃金が上がると失業率が上がる理由

人を雇う立場に立って考えればわかると思いますが、1,000円で人を雇ったら1,000円以上の売上を出して、「利」を出さねばなりません。

 

1,000円で仕入れた労働力で、1,500円を売り上げる仕組みが企業ですので、

1,500円で仕入れた労働力なら2,000円を売り上げなければなりません。

非常に単純化して考えるとこのような考え方になるわけです。

 

つまり、最低賃金が1,500円になったら、企業は人を1人雇って1時間で1,500円以上の売上を立てなければ即赤字です。

 

つまり、1時間で1,500円を生み出せない人間は雇用されない時代となります。

誰もかれもが、1時間に1,500円以上生み出すことができると思いますか?

 

そして、そんな状況になれば企業側もなるべく人を雇いたくないに決まっています。

安い商品を安い人件費で売るビジネスモデルは終焉を迎えるでしょう。

そして、クリエイティビティあふれる優秀な人材を採用することで、高付加価値なビジネスを行い、高騰した人件費以上の収益を上げるビジネスモデルに切り替えられていくはずです。

 

そんな世界が訪れたとき、多くのサラリーマンやアルバイトの方々は耐えることができるのでしょうか…?

デモに参加されている方は、もしかすると自分が1,500円以上で雇われる人間だと勘違いをしているのかもしれませんね。

少なくとも、自分たちの境遇に積極的にトドメを刺しに行くような行為をしている場合ではないはずです。

 

最低賃金の上昇は、経済の成長に合わせ、ゆっくりと行なわれねばなりません。