「源泉徴収あり・特定口座」で損切り(損出し)をして、還付金をもらってみた。
こんにちは。Xmas (@XmasVii) です。
連日、市場は大きく下落しています。
もちろん私の含み損もモリモリと膨れ上がっております。
米国株、ダウ800ドル安で今年最大の下げ 米国債の利回り逆転を嫌気: 日本経済新聞
14日の米株式相場は反落した。ダウ工業株30種平均は前日比800ドル49セント(3.0%)安の2万5479ドル42セントと6月4日以来ほぼ2カ月半ぶりの安値で終えた。下げ幅は今年最大で、ほぼ10カ月ぶりの大きさ。世界経済の減速懸念が強まったうえ、景気後退の兆しとされる米国債の10年物と2年物の利回り逆転が起きて投資家心理が悪化した。景気敏感株を中心に幅広い銘柄が売られた。
源泉徴収あり特定口座で損切り。還付金はいつ振り込まれる?
わんぱく坊主の夢よりもデッカくなった含み損に嫌気がさした私は、せっかくの機会ですので「損出し」をしてみようと思いました。
損出しとは:損失を確定させることで、その年に確定した利益や配当にかかる税金と相殺させます。そうすることで払い過ぎた税金(源泉徴収分)が戻ってくるのです。
私は、源泉徴収ありの特定口座で全ての取引を行っています。
すると、配当金が入ってもトレードで利益が出ても、勝手に税金が源泉徴収されるのです。
一方で損失を確定させれば払い過ぎていた税が戻ってくる仕組みとなっています。
便利ですね。
今回は還付金がしっかり振り込まれるのか(証券会社にちょろまかされたりしないか)、自分の目で確かめてみようと思いました。
JT(日本たばこ産業)で損出しをしてみた
今回の実験では、損切りをしなければなりません。
対象は必然的に含み損を抱えている銘柄に限られます。(まぁ、保有株ほとんど含み損ですが)
そこで白羽の矢が立ったのが、JTです。
誰もが認める含み損銘柄、JT。
下の画像が「ひとのときを、想う。JT」の、直近6年ほどのチャートです。
無慈悲ですね。文句なしの含み損銘柄です。
この含み損銘柄を売ってみました。
今回は7,000円ちょっとの配当を狙って40,000円近い損を出したわけですが…
勘違いしないでいただきたいのは損切りではなく損出しであるということ。
あくまで、節税テクニックの実践演習なのです。
さて、結果はどうなったでしょうか…
還付金が振り込まれました!
上の画像の赤線で囲んである部分が振り込まれた金額です。
7/10に売却の約定をさせ、7/16が受け渡し日となっています。
そして、受け渡し日である7/16にしっかりと還付金が振り込まれていました。
よかったです。
おわりに
この後は、戻ってきたキャッシュで同じ銘柄(JT)を買い戻してもいいですし、他の銘柄を買ってもよいのです。
これが損出しです。
確定益が出ていて、源泉徴収をされたのに含み損を抱えている人は、年内に損を吐き出すことができれば節税になります。
一度売った価格より低いところで買い戻すことができれば、さらに効果的です!
ぜひ、お試しください。
しかし気になったのは、本来は年を越してから払うはずの譲渡益税を、証券会社は取引の度に徴収しているということです。
(証券会社はこのお金を運用して利益を出したりしているのでしょうか…)
確定申告をしなくてもよいためありがたい制度ですが、本来先延ばしにできる支払いを前倒しされているというのはキャッシュフローに悪影響を及ぼすということも覚えておきたいです。